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【近ごろ都に流行るもの】「老朽家屋の活用」 築100年の狭小住宅が高級店に再生

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【近ごろ都に流行るもの】
「老朽家屋の活用」 築100年の狭小住宅が高級店に再生

外観は老朽化した民家(写真・上)。扉の中は高級天ぷら店(写真・下)。金沢和紙の青い壁など凝った内装で、中央の大黒柱が時を感じさせる=東京都目黒区の「天婦羅 みやしろ」 外観は老朽化した民家(写真・上)。扉の中は高級天ぷら店(写真・下)。金沢和紙の青い壁など凝った内装で、中央の大黒柱が時を感じさせる=東京都目黒区の「天婦羅 みやしろ」

 古民家再生と聞くと、立派な木造建築や粋な町家といった文化財保護的なイメージがあったが、朽ち果てそうな狭小長屋を活用した飲食店が東京・中目黒に登場し、食通の間でちょっとした話題になっている。訪ねてみると、側壁のトタンがさびついて看板もなく、本当に営業しているのか不安になるたたずまい。時が止まったような、はがれかけた合板のドア。ノブを回してみると…。(重松明子、写真も)

 奥に、もう一つ引き戸があった。開くと景色は一変。みやびやかな青い和紙の壁が広がる。カウンターの中に、ヒルトン東京お台場「さくら」料理長から転じた宮代直亮さん(50)の姿があった。「天婦羅(てんぷら) みやしろ」は、約19品1万9440円のコースのみという高級店。外観との落差にクラクラするが、ランチは1500円のかき揚げ丼を提供している。

 東急東横線中目黒駅から商店街を歩いた先の脇道にある敷地20坪、カウンター8席の店。5月の開店から満席が続く好調な出足だ。席に着くと、目の前の野菜がみずみずしい。ウニやハマグリ、和牛などの変わり種も交えた香ばしい揚げたてを、宮代さんが次々と箸で運んでくれる。泡立ててまろやかになったしょうゆなど、味わいも洗練されている。

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