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【大人の遠足】群馬・みどり市「ながめ余興場」 今も「現役」娯楽の殿堂

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【大人の遠足】
群馬・みどり市「ながめ余興場」 今も「現役」娯楽の殿堂

重厚感のある唐破風=群馬県みどり市大間々町大間々(斎藤有美撮影) 重厚感のある唐破風=群馬県みどり市大間々町大間々(斎藤有美撮影)

 秋になると紅葉に染まり、「関東の耶馬渓(やばけい)」とも呼ばれる渡良瀬川の高津戸峡を見下ろす右岸高台にある劇場「ながめ余興場」。

 その名の通り、峡谷の美しい眺めが一望できる木造2階建ての和風の建物の入場口では、重厚感のある唐破風が迎えてくれる。中に入ると、650人が収容できる木製の観客席が1~2階に並ぶ。役者が通る花道、回転する直径約6・3メートルの「廻り舞台」がレトロな雰囲気を醸し出し、昭和前期にタイムスリップした感覚にさせる。

 舞台の真下には「奈落」と呼ばれる空間が広がる。かつてはここで裏方が人力で華やかな舞台を回していたが、現在は自動で回転する仕組みだ。

戦後のリゾート

 この地で料亭を営んでいた持箸米造氏が昭和12年、春のボタン、秋のキクと年2回の花見をメインとした「ながめ遊園地」を建設。その際に芝居小屋として造られたのが余興場だ。

 戦時中は、兵士を励ます芝居も上演された。当時は催し物の内容が厳しく検閲され、警官席が設置された。

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