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【衝撃事件の核心】狙われた建設業界の「一人親方」 チェック甘い労災保険制度につけ込む公金詐取の巧妙な手口

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【衝撃事件の核心】
狙われた建設業界の「一人親方」 チェック甘い労災保険制度につけ込む公金詐取の巧妙な手口

 関係者によると、建設業界では技能や経験の差によって、複数の労働者を従業員として雇う「親方」と、その親方に雇われながら技術の習得に努める労働者である「見習い」とに立場が大別される。

 一人親方は両者の中間の職位に位置づけられ、一定の技術と経験を身につけて独り立ちしながらも、親方として見習いの労働者を雇い入れることもない立場。

 個人事業主として独立してはいるが、労働災害に遭う危険性は一般の労働者と変わらないという微妙な立場でもあるため、「仕事中のけがや病気で働けなくなった労働者のために休業補償を支給する労災に、特別に加入できる制度が設けられている」(建設業界関係者)とされる。

 一人親方は保険組合などを通じて個人で労災申請するため、不正に対するチェックが及びにくい。男は一人親方が抱えるそうした“特殊事情”に目をつけた。

ノウハウ伝授? “協力者”の存在

 捜査関係者によると、平成26年4月上旬、当時無職だった男は他人になりすましたうえで一人親方として「東京土建一般労働組合」に加盟。同組合を通じて労災保険に加入した。

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