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【赤字のお仕事】「万引き家族」と「万引」表記 「き」のあるなしが気になります

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【赤字のお仕事】
「万引き家族」と「万引」表記 「き」のあるなしが気になります

 では、ほかの社の表記はどうなっているのかと、手元にある各社の用字用語集を調べてみると、朝日、読売、毎日、日経、時事通信が「万引き」で、新聞協会の用語集も「万引き」の表記でした。産経と同じ「万引」の表記としていたのは共同通信だけでした。

 いつごろから産経は「万引」の表記とするようになったのか調べてみましたが、結果だけ言えば「よく分からない」というしかありません。

 部内にある過去の産経ハンドブックを調べたところ、昭和48年発行の「サンケイ用語集」から既に「万引」の表記になっていました。それより前のものでは34年発行の「送りがなのつけ方」(新聞用語懇談会編)では「万引き」とあるので、この期間で送り仮名の変更があったと思われます。共同通信も43年発行の「新・記者ハンドブック」では「万引き」でしたが、48年発行の「新・記者ハンドブック」(手元にあるのは55年発行の15刷)では「万引」の表記でした。

 この間には47年6月に国語審議会(当時)が「改定送り仮名の付け方」を答申し、48年6月に内閣告示された「(改定)送り仮名の付け方」というのがあります。ここで「万引」への表記変更があったと思いますが、新聞各社が変更していないので独自の判断で変えたというところでしょう。当時のことを知る人はもう部内にいないので、ここからは私の推測になります。

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