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【iRONNA発】大阪都構想 安倍首相は本心をごまかしている 松井一郎氏

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【iRONNA発】
大阪都構想 安倍首相は本心をごまかしている 松井一郎氏

松井一郎氏 松井一郎氏

府と市の「不幸せ」

 狭い大阪エリアに大阪府と大阪市が、それぞれバラバラに成長戦略を打ち出し、お互いのメンツやプライドによる高層ビル建設に走り、両者が失敗した。これで莫大(ばくだい)な府民市民の税金が無駄になり、大阪の経済を低迷させ、いわゆる、府と市を合わせて「不幸せ」と揶揄(やゆ)されるきっかけになった。

 そもそも大阪府と大阪市はあわせて10万人以上の職員を有する巨大な組織で、双方に何十何百という部局課があり、そこで働いている職員は自分たちの仕事に自信を持っている。その職員が自主的にそれぞれの仕事を仕分けするのは自己否定となり、まとまるわけがない。

 職員から見れば二重行政だろうが三重行政だろうが、それぞれはがんばっているのだからいいだろうと考えるのは当然かもしれない。だからこそ、政治家が大都市大阪の広域行政と基礎自治機能の最適化の方向性を示し実行しなければならない。

 ゆえに、私が知事に就任してから6年半、大阪に府と市の対立や二重行政はない。平成23年の府知事選と大阪市長選のダブル選挙で橋下徹氏が市長、私が知事になり、まず府市の行政を一体で進めるための行政組織「府市統合本部」を立ち上げたからだ。

 一方で、行政が合意しても議会の同意に長時間を要したり、同じ政党なのに府議会と市議会で意見が異なったりして難航した案件もある。

 象徴的だったのは、大阪府立大と大阪市立大の統合だ。少子化が進む中で、競争力のある大学にするため、両大学の統合を提案した。ところが、府議会の自民党は賛成したが、市議会の自民党が反対するという事態になった。

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