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【リーダーの素顔】社長時代にリーマン・ショック、東日本大震災に直面も「人には絶対手を付けない」

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【リーダーの素顔】
社長時代にリーマン・ショック、東日本大震災に直面も「人には絶対手を付けない」

インタビューに応じる明電舎の稲村純三会長=東京都品川区 インタビューに応じる明電舎の稲村純三会長=東京都品川区

 昨年12月に創業120年を迎えた明電舎-。外国製モーターの修理からスタートした同社は、今や電力設備や水処理設備など社会インフラを中心に幅広い分野を手がける重電大手の一角に成長した。稲村純三会長は経営トップとしてこの10年、リーマン・ショックや東日本大震災などの試練に直面してきたが、「顧客に信頼され、社会に必要とされてきたからこそ生き残ってこられた」と思いをはせる。

 --社長就任後3カ月でリーマン・ショックが起きた

 「人には絶対に手を付けないというのが信念だった。社会インフラはシステムを納め、サポートし続ける人ありきの事業だ。人が減れば、顧客対応がおろそかになり、会社がダメになると思った。正常化するまでは痛みを分かち合い頑張っていこうと賃金カットはお願いしたが、リストラをせずに乗り切った」

 --災害時には社会インフラを手がける企業としてのアイデンティティーを再確認した

 「(平成23年の)東日本大震災では下水処理場や電力設備など多くの顧客が被災したが、現場の従業員は震災翌日から被災地に入り、顧客の施設や設備の復旧に当たってくれた。同年のタイの洪水では他社が納めた設備の復旧にも現地の従業員が走り回った。インフラを守らなければという使命感こそが、社会から信頼され、必要とされてきた証しだし、そのDNAが明電舎を120年間存続させてきた最大の要因だと思っている」

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