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【江藤詩文の世界鉄道旅】香港の観光列車ピーク・トラム(2)アジア初のケーブル鉄道 130年の歴史を伝えるギャラリーを訪ねる

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【江藤詩文の世界鉄道旅】
香港の観光列車ピーク・トラム(2)アジア初のケーブル鉄道 130年の歴史を伝えるギャラリーを訪ねる

初期の車両はニス塗装を施しただけの木製のベンチシートだった 初期の車両はニス塗装を施しただけの木製のベンチシートだった

 太平山のふもとにあるピーク・トラムの乗車駅は、行列が道路を挟んで長く延びていた。

 午前10時をすぎると行列ができはじめ、待ち時間がもっとも長くなるのは日没前。週末のピークには2時間ほど待つこともあり、夜は眠らない街・香港らしく22時ごろまで行列が続くこともあるそうだ。

 そんな待ち時間も、鉄道ファンなら苦にならない「ピーク・トラム歴史ギャラリー」が2007年9月、駅構内にオープンした。

 “アジア初のケーブル鉄道”として誕生したピーク・トラムは、1888年5月30日に運行を開始し、今年は130周年にあたる。「19世紀と20世紀の香港の変遷の歴史を、ピーク・トラムを通して伝える」をコンセプトに開設されたギャラリーで、改札口からプラットフォームまでを15つのテーマゾーンに分け、200以上の貴重な収集品を展示している。

 歴史を振り返ると、船が輸送手段の中心だった19世紀、香港島でもっとも高い太平山は貨物船から見る目印であり、また蒸し暑い香港の避暑地として、富裕層が別荘を建てていた。1873年には「ピークホテル」も開業したが、ピーク・トラムが開通する以前は、人が担ぐ「椅子カゴ」でこの急な坂道を行き来していたそうだ。

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