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【経済インサイド】神戸製鋼の立て直しに水を差す「米中貿易摩擦」 いばらの道歩む新社長

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【経済インサイド】
神戸製鋼の立て直しに水を差す「米中貿易摩擦」 いばらの道歩む新社長

 ある社員は「性格は真面目で決断力もあり、リーダーにふさわしい」と太鼓判を押す。

 ただ、川崎氏は辞任を表明した3月6日の会見で、次の社長に必要な資質として「強力なリーダーシップ」を挙げた。これに対し、山口氏は「対話、コミュニケーションが大事と理解している」と話したあたり、強力なリーダーシップより、「和を尊ぶ」タイプにみえる。

 同社は品質不正の再発防止策として、4月1日から全取締役に占める社外取締役の比率を3分の1以上に高めた。会長職を廃止し、社外取締役が取締役会議長を務めることも決めた。山口氏は「リーダーシップは(山口氏を先頭に)執行側でとっていくので、社外取締役の比率を上げることと齟齬は感じない」としたが、多くの“お目付け役”がいる中で実行力を発揮できるかは未知数だ。

 しかも同社は品質不正をめぐり、米司法当局から「サピーナ」と呼ばれる罰則付き召喚状で資料提出を求められている。北米の消費者からは損害賠償を請求されており、対応を一歩誤れば、傷口がさらに広がりかねない。

 さらに、品質不正への対応以上に難しそうなのが業績の立て直しだ。同社は30年3月期こそ450億円の最終黒字を見込んでいるが、過去10年の実に半分は赤字だ。特に主力の鉄鋼事業は収益改善が急務となっている。

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