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【経済インサイド】欧州中銀の総裁ポスト 「盟主」ドイツは“悲願”の獲得なるか

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【経済インサイド】
欧州中銀の総裁ポスト 「盟主」ドイツは“悲願”の獲得なるか

 ドラギ氏の後任のECB総裁として最有力視されているのが、ドイツ連邦銀行(中央銀行)のバイトマン総裁だ。国際通貨基金(IMF)などを経て、史上最年少の43歳で独連銀総裁になった。就任前は、メルケル独首相の首席経済顧問を務めていた。

 「ついにドイツの番だ」-。独有力誌シュピーゲルは17年5月、情報の出所は示さず、メルケル氏とショイブレ財務相(当時)がバイトマン氏をドラギ氏の後任として推すことになっていると報じた。報道の真偽は別として、ドイツにとって自国出身者をECB総裁に据えるのは“悲願”とみる向きは多い。

 というのも、ドイツは11年にもトリシェ氏の後任をめぐって苦杯をなめた経験があるためだ。このときも独連銀のウェーバー総裁(当時)が次期ECB総裁として最有力視され、メルケル政権も後押ししていたが、ギリシャに端を発した南部欧州の金融危機を受けたECBの対応策に異論を唱えたウェーバー氏が任期途中で独連銀総裁を辞任する事態に。ドイツは有力な自国候補を擁立できず、イタリア銀行(中央銀行)総裁だったドラギ氏が3代目のECB総裁に選ばれた。

 今回は副総裁を南部欧州のスペインが得たことで、ドラギ氏の後任はドイツなど北部欧州から出るという連想が働きやすくなる。

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