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【法廷から】知らない男が「悪魔が移るよ」「首だよ、首」…夢追う女性劇団員を殺害した言い訳

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【法廷から】
知らない男が「悪魔が移るよ」「首だよ、首」…夢追う女性劇団員を殺害した言い訳

戸倉高広被告の公判が開かれた東京地裁 戸倉高広被告の公判が開かれた東京地裁

 公判では戸倉被告を鑑定した医師が検察側証人で出廷し、犯行時は対人関係で臆病になる「回避性人格障害」だったと説明した。しかし、見ず知らずの女性に声をかけようとする行為や首を絞める行為を「臆病」な人格障害で説明できるのか。

 検察官がこれらの行為と人格障害との関係を問うと、医師は「あくまで今後も関係が続く人に対し臆病になる。その場限りの相手であれば、声をかけるのは不自然でない。首を絞めたことは、人格障害だからという説明は難しい」と証言し、人格障害の影響を否定した。

 男の声の幻聴については「脈絡がなく違和感を覚える。後付けのような印象がある」と指摘した。

 これに対し、弁護側は「回避性人格障害や障害による幻聴などの影響で、合理的な判断がしづらい状況だった」と主張した。

「本当にごめんな」

 加賀谷さんの交際相手や母親も証言台に立ち、戸倉被告への怒りを口にした。2月26日の論告求刑公判では父親が意見陳述し、「理沙は役者の夢をかなえることも、大好きな卵かけご飯を食べることもできなくなった。極刑でないと家族や親族の恨みを晴らせない」などして死刑を求め、娘にあてた手紙を朗読した。

 「一緒に過ごした時間は本当に幸せでした。まんまる顔の理沙の笑顔はみんなを幸せにしてくれました。理沙の大好きな眠りの時間はもう邪魔しないから、ゆっくりと楽しい夢を見ながら眠りについてください。守ってあげられなくて、本当にごめんな」

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