産経ニュース

【野口裕之の軍事情勢】名提督・東郷平八郎でも北朝鮮の「瀬取り」を取り締まれぬ「自縛法」とは?(上)

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【野口裕之の軍事情勢】
名提督・東郷平八郎でも北朝鮮の「瀬取り」を取り締まれぬ「自縛法」とは?(上)

5日、平壌で韓国大統領府の鄭義溶国家安保室長(手前左)の手を握る北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長。労働新聞が6日掲載した(コリアメディア提供・共同) 5日、平壌で韓国大統領府の鄭義溶国家安保室長(手前左)の手を握る北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長。労働新聞が6日掲載した(コリアメディア提供・共同)

 後述するが、東郷は国際法を能く学習・習熟し、「新兵器」として戦力に加え、軍事強国を負かし、祖国を救った。以下、その名提督・東郷を海上自衛隊の自衛艦隊司令官に押し立てても、日本防衛はおぼつかない理由に迫る。

制裁の実効性高める壁

 折しも、段階的に強化されている国連安全保障理事会の制裁決議に反し、外国船舶から北朝鮮船に石油精製品などを密かに移し替える「瀬取り」が横行している。これまでも中国船、香港船籍の貨物船、ロシア船籍のタンカー、モルディブ船籍のタンカーが瀬取りに手を染めていた。国連加盟各国は遅まきながら、取り締まりに力を込め始めた。

 米主導の《大量破壊兵器拡散防止構想=PSI》に参加する17カ国は1月12日、北朝鮮の密輸防止に向けて海上での《船舶検査強化》を盛り込んだ共同声明を発表。同16日には20カ国外相会合が《船舶検査の徹底》を確認した。

 安保理制裁決議は法的拘束力があり、国連加盟国に履行義務が生じる。だが、途上国などは制裁順守への協力意志が低く、「制裁の実効性を高める際の壁」となっている。結果、アフリカ、アジア太平洋、中東の国・地域に、北朝鮮は石炭+繊維品や化学・通常兵器+軍事技術を依然、船舶などで密輸出している。

続きを読む

このニュースの写真

  • 名提督・東郷平八郎でも北朝鮮の「瀬取り」を取り締まれぬ「自縛法」とは?(上)
  • 名提督・東郷平八郎でも北朝鮮の「瀬取り」を取り締まれぬ「自縛法」とは?(上)
  • 名提督・東郷平八郎でも北朝鮮の「瀬取り」を取り締まれぬ「自縛法」とは?(上)
  • 名提督・東郷平八郎でも北朝鮮の「瀬取り」を取り締まれぬ「自縛法」とは?(上)
  • 名提督・東郷平八郎でも北朝鮮の「瀬取り」を取り締まれぬ「自縛法」とは?(上)
  • 名提督・東郷平八郎でも北朝鮮の「瀬取り」を取り締まれぬ「自縛法」とは?(上)
  • 名提督・東郷平八郎でも北朝鮮の「瀬取り」を取り締まれぬ「自縛法」とは?(上)

関連ニュース

「ニュース」のランキング