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【衝撃事件の核心】「借金で売却急いでいる」 不動産のプロも翻弄 地面師の巧妙だましテクニック

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【衝撃事件の核心】
「借金で売却急いでいる」 不動産のプロも翻弄 地面師の巧妙だましテクニック

西五反田の土地をめぐる地面師事件の構図 西五反田の土地をめぐる地面師事件の構図

 しかし、土地の所有者である医療法人理事長の免許証などが偽造されたものだったことが後に判明し、登記申請は法務局に却下された。男性は土地を取得できないまま、代金だけをだまし取られた。

 男性はこの“理事長”にも一度会っていたが、実は全くの偽者。売却話そのものが存在せず、宮田容疑者らと男性が続けてきた交渉すべてが虚偽だった。なお、この理事長になりすました男(59)も宮田容疑者の共犯として、捜査2課に逮捕されている。

取引急かす

 訴訟記録などによると、25年3月26日、宮田容疑者は男性に「医療法人が土地を安い値段で処分したがっている。3億6000万円で取得できて、転売すれば1億5000万円ほど利益が出るはずだ」と持ちかけた。

 「おいしすぎる話」で、いぶかしがられるのが普通だが、そこは“プロ”。宮田容疑者は「医療法人の理事長には借り入れがあり、返済のために売却を急いでいる。4月5日までに決済したい」と説明し、取引の期限を決めて男性をあせらせようとしたという。

 また、取引が進む中で、男性は契約前に理事長と面会するなどして本人確認をしようとしたが、宮田容疑者は「理事長には土地を転売すると話していないので、不動産会社のあなたは会わない方がいい」「理事長は医療法人にも内緒で土地を売ろうとしているので、病院では話ができない」など、さまざまな理由をつけて拒否していた。

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