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【ASEAN見聞録・動画】エアバスが小包ドローン配送 目指すは「24時間」「完全自動化」

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【ASEAN見聞録・動画】
エアバスが小包ドローン配送 目指すは「24時間」「完全自動化」

シンガポールでエアバスが公開した、ドローン配送の実証試験の様子(2月8日、吉村英輝撮影) シンガポールでエアバスが公開した、ドローン配送の実証試験の様子(2月8日、吉村英輝撮影)

 欧州航空機大手エアバス(AIRBUS)が、都市国家シンガポールで、小型無人機「ドローン」を使った小包配送の実証試験を始めた。世界が注目する次世代物流技術で先陣を切り、世界標準の確立で主導権を握る構えだ。成功へのキーワードは、「安全」と「完全自動化」。今年半ばにも試験地域に認可された大学キャンパス内で商業運用を開始し、「サービスを全土に広げる」と担当者は意気込む。報道陣を招いて行われた、初めてのデモンストレーション飛行を取材した。(シンガポール 吉村英輝)

 2月8日、シンガポール国立大学の一角。熱帯性の樹木に囲まれた蒸し暑い空気に包まれ、試験エリアに設置された整備用プラットホームから白いドローンが「ブーン」と音を上げて飛び立つと、見守っていた関係者からは拍手が上がった。エアバス社の子会社、エアバス・ヘリコプターズが、シンガポール民間航空庁(CAAS)、郵便事業会社シンガポール・ポストと提携して進める、小包配送サービス「スカイウエーズ」プロジェクトのお披露目の瞬間だ。

 エアバスが開発したこのドローンは、プロペラが8枚。雷雨など極端に厳しい自然環境以外なら、夜間はもちろん、雨天でも飛行は可能で、8枚のうち半分の羽根が故障しても飛行を継続できるという。本体部分は直径1メートルほどで、4キロまでの荷物を運搬でき、総重量は最大25キロとなる。

 課題は、墜落などに伴う安全上のリスクだ。エアバスのプロジェクト担当者リオ・ジョー氏は、「だからこそ、航空機での安全ノウハウがあるエアバスがドローン配送を手がける意義がある。航空機並みの整備環境を整えて事故ゼロを目指す」と語る。ドローンを使った無人配送では、米インターネット通販大手アマゾン・コムなども構想を進めているが、エアバスは安全性での比較優位を発揮できる、との主張だ。

 空に舞い上がったドローンは、隣接して設置された、2階建て民家に相当する高さの集荷棟の天井に着地し、プロペラが止まった。天井に設置されたレールが、左右と前後からドローンを押して、天井の開閉口の真上に来るよう位置を調整した。

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