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【赤字のお仕事】ギョーザは何語?~中華料理のメニューがカタカナの理由

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【赤字のお仕事】
ギョーザは何語?~中華料理のメニューがカタカナの理由

 1月末、総務省の2017年家計調査が発表になりました。よく話題になるのが「ギョーザ」です。新聞各社のインターネットニュースでも、こんな具合。

 「宇都宮、4年ぶりギョーザ購入額1位奪還」(産経)

 「ギョーザ購入額 宇都宮市、4年ぶり日本一奪還」(毎日)

 「宇都宮、ギョーザ支出額1位返り咲き」(朝日)

 ここで問題にしたいのは、どこが日本一なのかではなく、「ギョーザ」の表記の仕方です。総務省家計調査の項目では「ぎょうざ」とひらがなで記されていますが、新聞各社は「ギョーザ」。あまたあるインターネットのページや、雑誌、テレビなどでは「餃子」の表記が多数派です。

 あの、モチモチで、パリパリで、じゅわっとくる日本独自の「ギョーザ」。どういう表記がふさわしいのでしょう?

 新聞表記のよりどころ「産経ハンドブック」を見てみます。

 『ギョーザ(餃子)→ギョーザ』とあり、カタカナで書くことになっています。外来語の扱いです。さらに、『固有名詞を除き「ギョウザ」「餃子(ぎょうざ)」とはしない』との注記がありました。

 固有名詞というのは、飲食店の名前や商品名に使われる例です。街中の看板やお店のメニュー、商品のパッケージなどでよく見かける「餃子」という書き方は、もはやおなじみですね。

 次に漢和辞典で「餃子」を見てみました(『角川大字源』)。

 「餃」 漢音は「コウ」、呉音は「キョウ」。あめ(ねばねばする食べもの)という意味があります。

 「子」 漢音は「シ」、呉音は「シ」「ジ」、唐音は「ス」。

 「餃子」は、「コウシ」と読みが記され、『北京音では「チャオズ」』、とありました。

 発音の表記は「jiaoz」です(抑揚を示す四声は省きました)。

 どうやら、「餃子」と書いて「ぎょうざ」と読むのは無理がありそうです。新聞で「ギョーザ」と表記するのもそのためと考えられます。

 では、「チャオズ」がなぜ「ギョーザ」になったのでしょうか。

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