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【高論卓説】30年春闘で物価上昇分以上の賃上げできなければ、働き手は満足しない!

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【高論卓説】
30年春闘で物価上昇分以上の賃上げできなければ、働き手は満足しない!

東京駅前の通勤風景(宮崎瑞穂撮影) 東京駅前の通勤風景(宮崎瑞穂撮影)

 厚生労働省は7日、毎月勤労統計調査の平成29年分を発表した。これによると、現金給与総額は前年比0.4%増えたものの、消費者物価が0.6%上昇したことから、実質給与は0.2%の減少となった。

 現金給与総額(事業所規模5人以上)は全産業の平均で月額31万6907円と0.4%増えた。物価を考慮しない額面ベースでは4年連続の増加になったが、物価上昇の影響で「実質」では2年ぶりのマイナスになった。賃上げが物価上昇に追いつかなかった、ということになる。

 日銀は2%の物価上昇をターゲットに金融緩和を実施してきた。黒田東彦総裁が再任される見通しで、当面、この方針は維持される。野党などは物価上昇が目標の2%に届かないとして、アベノミクスは失敗だと批判しているものの、実際には物価はジワジワと上昇している。焦点は物価上昇に負けない「賃上げ」が30年に実現できるかどうかだろう。

 今年も労働組合は春闘でベースアップを求めており、5年連続でベアが実現するのは確実な情勢だ。そうした中で、安倍晋三首相はベアや定期昇給などを合わせた「3%の賃上げ」を経済界に求めている。3%の賃上げが実現すれば、仮に物価上昇が2%でも実質賃金はプラスになる、というわけだ。

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