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【衝撃事件の核心】日本でニセ薬は流通しない“安全神話”揺るがした偽C型肝炎薬流通事件の舞台裏

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【衝撃事件の核心】
日本でニセ薬は流通しない“安全神話”揺るがした偽C型肝炎薬流通事件の舞台裏

 逮捕された男の1人はC型肝炎患者で、処方を受けたソバルディを自分で服用せず、別の男を介して元暴力団幹部の男に渡していた。幹部は薬を転売し、利益は暴力団の資金源になっていたとみられている。当時、ソバルディは市場に出回ったばかりで、現金問屋で高値で取引されていた。

 捜査関係者によると、薬物使用者は注射針の針の使い回しによって肝炎に感染し、治療薬を服用するケースも多いという。「薬物利用者間でこうした販売ルートについての情報共有が行われていた可能性もある」(捜査関係者)という。

 実際、夫婦とは別の何者かが関与したとみられる偽ハーボニーも見つかっており、捜査は今後も続く。

揺らぐ“安全神話” 構造的問題も

 ある現金問屋関係者は「購入の方法は店舗ごとに異なるが、うちは薬品購入の際、必ず販売許可などの確認を行い、伝票の管理なども厳密に行っている。エール薬品のずさんさが問題の大本だ」と話す。一方で、「現金問屋を介した薬は、複数の問屋や薬局を経由することも多い。それぞれの店で薬剤師などによるチェック機能が働かなかっった可能性がある」と構造的な問題も指摘した。

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