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【原発最前線】プールに566本の核燃料 取り出し準備進む福島3号機ルポ

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【原発最前線】
プールに566本の核燃料 取り出し準備進む福島3号機ルポ

屋根カバーの設置が進む東京電力福島第1原発3号機の原子炉建屋最上階=2日、福島県大熊町(福島範和撮影) 屋根カバーの設置が進む東京電力福島第1原発3号機の原子炉建屋最上階=2日、福島県大熊町(福島範和撮影)

 重機の遠隔操作などによってがれきを取り除き、コンクリートに付着した放射性物質を削り、削り取れない部分は金属の遮蔽体で覆うなどの対策を重ね、現在の線量は高い場所で毎時0・7ミリシーベルトにまで下がった。一般人も見学を許されるようになったのは、昨年11月からだ。

 使用済み燃料の取り出しはクレーンなどの遠隔操作で行われるが、機器の配線などの準備作業はフロアに入って人間が行う必要があった。担当者は「オペフロのリスクをここまで下げることができたから、使用済み燃料の取り出しに取りかかれるところまできた」と感慨深げに話した。

滞在25分で胸部X線1回分

 使用済み燃料の取り出しは、廃炉工程の中で大きなリスクを取り除く意味を持っている。4号機では26年12月に1533体の取り出しを完了しているが、炉心溶融(メルトダウン)した1~3号機の中では3号機が初めてだ。2月中旬にはドーム屋根が完成し、30年度半ばには取り出しを開始。東電は2年間をかけて共用プールへと燃料を移し、より安全な管理を行う計画だ。

 取材で外から見学した1号機では、屋上部分で赤いランプが細かく点滅していた。「あれは象の鼻のような装置をクレーンでつって、小さいがれきを吸引しているところですよ」と担当者。「1号機では今までオペフロ調査の支障になる小さいがれきを撤去してきたが、1月22日から崩落した屋根などのがれきの撤去を始めた。2号機は建屋が水素爆発を免れた半面、中の汚染状態が他の号機よりひどい。使用済み燃料の取り出しでは、3号機が一番進んでいる」

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