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【原発最前線】プールに566本の核燃料 取り出し準備進む福島3号機ルポ

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【原発最前線】
プールに566本の核燃料 取り出し準備進む福島3号機ルポ

屋根カバーの設置が進む東京電力福島第1原発3号機の原子炉建屋最上階=2日、福島県大熊町(福島範和撮影) 屋根カバーの設置が進む東京電力福島第1原発3号機の原子炉建屋最上階=2日、福島県大熊町(福島範和撮影)

 東電の担当者の説明を聞いている間に、7人の一行のうち誰かのAPD(警報付きポケット線量計)が「ピイーィ」と独特な音で鳴った。0・02ミリシーベルトごとに鳴るよう設定されている。作業員ではない一般人の被曝(ひばく)限度は1日0・1ミリシーベルトだ。

 担当者は説明の傍ら、記者らの線量計の値を頻繁に確認している。APDは各自の防護服の胸ポケットに入っているが、自分では半面マスクが邪魔になってのぞき込みにくい。滞在20分を過ぎた頃、担当者は「そろそろ降りましょう」と一行に作業用エレベーターへ移動するよううながした。

高線量オペフロとの格闘

 長時間の滞在を阻んでいるのは、使用済み燃料からの放射線ではなく、オペレーティングフロア(オペフロ)と呼ばれる床部分からの放射線だ。

 東電によると、建屋最上階にあるオペフロでは事故前、燃料交換機を使った作業などが行われていた。しかし、水素爆発によって高線量のがれきが散乱し、さらに燃料溶融で生じた放射性物質のガスがフロアに充満。事故後の空間線量は毎時2000ミリシーベルトに達し、人が入れる場所ではなかった。

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