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【ビジネス解読】「人民元」国際化に中国の野心再浮上 メガバンクは関連ビジネスにのめり込んで大丈夫か

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【ビジネス解読】
「人民元」国際化に中国の野心再浮上 メガバンクは関連ビジネスにのめり込んで大丈夫か

 2月2日の中国・上海市場の人民元相場は通常取引の終値(日本時間午後5時半現在)が、前日比0.26%高の1ドル=6.2798元となった。約2年半ぶりの元高水準で、人民銀が元の事実上の切り下げを行った15年8月11日の終値を上回った。

 一方、中国政府は17年秋に国内の仮想通貨取引所を閉鎖した。一部富裕層の間で、元と仮想通貨の代表格ビットコインを交換し、ビットコインをドルなどに換え、資金を海外に移す動きが出始めたからだ。

 そこで、投資家が新たに生み出したのが、別の仮想通貨「Tether(テザー)」を使った「抜け道」だ。テザーはビットコインなどと違ってレートがドルに固定されていることから、価格変動が小さく、投機性も低いとして中国当局からあまりにらまれていない。このため、中国の投資家は、香港や韓国の取引所で、元をいったんテザーに交換し、それをビットコインなどに替える取引を続けているようだ。

 この結果、資本の流出はまだ続いているとみられ、「人民元ショック」と呼ばれる元急落のリスクは残ったままだ。また、テザーを発行する企業(企業名=テザー)は十分なドル資産を持っていないとの疑惑が浮上している。テザーを保有する投資家から換金要請があっても、それに応えることができなくなる可能性があるというのだ。

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