産経ニュース

【野口裕之の軍事情勢】中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【野口裕之の軍事情勢】
中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する

北京の釣魚台迎賓館で、会談前に握手する河野太郎外相(左)と中国の王毅外相=1月28日(共同) 北京の釣魚台迎賓館で、会談前に握手する河野太郎外相(左)と中国の王毅外相=1月28日(共同)

 SSBNが有する最重要任務は、海中に深く静かに長期間潜む隠密性を活かした核攻撃能力だ。ただし過去、人民解放軍は核弾頭とミサイルを別々に保管し、SSBNも例外ではなかった。別々の保管は、最初の核実験の1964年以来、少なくとも表面上公言してきた「核の先制不使用」を保障した。

 SSBNの戦略哨戒任務は実任務付与であり当然、ミサイルに核弾頭を装填したはずで、核兵器の先制使用肯定を意味する。ミサイルの精度・射程が向上し、最強の恫喝手段「核攻撃」を隠さなくなったようだ。

 核不拡散条約(NPT)で核兵器保有を公認される米国/ロシア/英国/フランスに比し、核戦力の技術水準が劣る最後発国・中国は今後、劣勢を挽回すべく露骨な核戦力強化を止めないだろう。

 怖い話は続きがある。

 核弾頭とミサイルの分離は、軍の強硬派や不満分子が中国共産党の指揮・統制を無視し、米国への発射といった暴走を防ぐ「安全装置」でもあった。先制使用ばかりか、「意図せぬ発射」にも警戒が必用となったのだ。

中国が核戦略を控えめにしたワケ

 中国共産党は、核兵器の保有・配備数はじめ、運用方法など基本的核戦略を秘密にしてきた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する

「ニュース」のランキング