産経ニュース

【野口裕之の軍事情勢】中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【野口裕之の軍事情勢】
中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する

北京の釣魚台迎賓館で、会談前に握手する河野太郎外相(左)と中国の王毅外相=1月28日(共同) 北京の釣魚台迎賓館で、会談前に握手する河野太郎外相(左)と中国の王毅外相=1月28日(共同)

 もっとも、筆者は米国が低爆発力の小型核導入を新たに「決めた」とは観測していない。北朝鮮の軍事拠点=地下要塞・坑道を、通常型地中貫通爆弾=バンカーバスターで破壊できぬ局面で投下する、核爆発力を抑えた「小さな核爆弾=ミニ・ニューク(戦術核)」を装填した地中貫通核爆弾を、米軍は開発済みだと、小欄で何度も報じた。もちろん、「小さな核爆弾」自体の運用方法も研究されている。

中国原潜の「戦略哨戒任務」の不気味

 前置きが長くなったが、中国が《核の先制使用》に踏み切った経緯を説明する。

 米国のバラク・オバマ前大統領は「核兵器の先制不使用」の検討を一旦は公言(2016年)するなど米国歴代大統領中、突出して安全保障が理解できない、中国+北朝鮮+ロシアに覇権条件を献上した極めて危険な為政者だった。 

 中国はムードが先行する“核軍縮”や北朝鮮の核・ミサイル開発問題の陰で、核兵器の先制使用戦略への転換時機を狙ってきた。

 中国核戦略の大転換はオバマ政権時代の2015年11~12月、中国人民解放軍海軍の晋級弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN)が実施した、初の《戦略哨戒任務》にハッキリと現れた。

続きを読む

このニュースの写真

  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する
  • 中国が核の先制使用を容認 河野外相の米核戦略「高く評価」発言を高く評価する

「ニュース」のランキング