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【ニッポンの議論】大学入試で民間検定導入 「社会と連携した教育システムを」×「目的異なり適していない」

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【ニッポンの議論】
大学入試で民間検定導入 「社会と連携した教育システムを」×「目的異なり適していない」

言語コミュニケーション教育研究者の鳥飼玖美子氏(左)と「TOEIC」の“伝道師”として知られる千田潤一氏 言語コミュニケーション教育研究者の鳥飼玖美子氏(左)と「TOEIC」の“伝道師”として知られる千田潤一氏

 平成32年度から大学入試センター試験の後継となる「大学入学共通テスト」の英語に民間検定試験が導入される。「読む・聞く」に加え、「話す・書く」の技能を評価するのが狙いで、35年度まではセンター作成のマークシート方式と併存させることが決まった。だが、導入の是非などをめぐっては議論もある。英語検定試験の一つ「TOEIC」の“伝道師”として知られる千田潤一氏と、言語コミュニケーション教育研究者の鳥飼玖美子氏に意見を聞いた。(社会部 寺田理恵、花房壮)

“使える英語”が必要

千田潤一氏

 --「大学入学共通テスト」では、大学入試センターが複数の民間検定試験を認定し、受験生はそれらを4~12月の間に2回まで受けられる

 「民間のテストは社会の実需に合わせて作られている。導入するのは大賛成だ。学校は社会の一部に過ぎないのに、大学は実需に沿わない英語を重視し、実需に直結したビジネス英語を入試に出さない。どちらが普通に使われる英語か。入試改革の次は、大学の英語教育改革。その第一歩は、大学の英語教員の英語力把握だ」

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