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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】北はタダでは動かない 五輪費用丸抱え制裁違反も同然 「反北」取り締まりまで

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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】
北はタダでは動かない 五輪費用丸抱え制裁違反も同然 「反北」取り締まりまで

 北朝鮮のアイスホッケー女子選手団が現地入りするなど、平昌(ピョンチャン)冬季五輪は9日の開幕に向け始動したが、いまだに不透明なのが制裁違反の懸念が指摘される北朝鮮参加の費用問題だ。韓国政府は「制裁を順守するという政府の原則は揺るがない」と強調するが、北朝鮮は「客を招いておいて礼儀も知らない無礼」などと反発している。北朝鮮で「前夜祭」をやり、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長ご自慢のスキー場で合同合宿を計画するなど、“南北イベント”がゾロゾロ。費用が韓国丸抱えになるのは必至だが、これでは制裁違反と同然ではないか。(1月28日掲載)

「必要な便宜を保障」

 記者(久保田)の訪朝体験から言っても、北朝鮮では水一杯、紙一枚でもタダにはならない。500人に及ぶ訪韓団が自国の負担で参加するはずはなく、北朝鮮がさまざまな対価を要求するのは火をみるより明らかだ。

 1月9日、板門店で行われた南北閣僚級会談の合意文で韓国は、北朝鮮が派遣する選手団、応援団、芸術団に対して「南側は必要な便宜を保障する」と明記した。前例から「便宜」が意味するのは「費用+アルファ」とみられている。

 その後、1月中旬の実務協議合意で明らかになった南北行事の数々は、いずれも高額な経費が必要と予想されるものばかりだ。前夜祭と位置づけられる「金剛山(クムガンサン)合同文化イベント」▽馬息嶺(マシンリョン)スキー場での南北合同合宿▽芸術団「三池淵(サムジヨン)管弦楽団」の2回にわたる演奏会▽テコンドー演武団-と、参加人数も多く、場所代や出演料、スタッフや機材代など大がかりな催事になりそうだ。

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