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【野口裕之の軍事情勢】中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

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【野口裕之の軍事情勢】
中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

 朝鮮戦争再開に備える旧瀋陽軍区には伝統的に軍事費が優遇され、最新兵器が集積されてきた。機動力に優れ、人民解放軍で最精強を誇る瀋陽軍区は北部戦区へと名を変えても、反習近平派の牙城であり、習氏にとり軍内最大の脅威であり続ける。

 しかも、旧・瀋陽軍区=現・北部戦区は習近平指導部に反発する北朝鮮・朝鮮労働党の金正恩・委員長といまだにベッタリだ。

 北部戦区高官の一族らは、鴨緑江をはさみ隣接する北朝鮮に埋蔵されるレアメタルの採掘権を相当数保有する。国連や日米韓、EU(欧州連合)などが北朝鮮に経済制裁を科している状況をよそに、北部戦区が密輸支援する武器+エネルギー+食糧+生活必需品や脱北者摘発の見返りでもある。

 もっと恐ろしい「持ちつ持たれつ」関係は核・ミサイル製造だ。中国人民解放軍の核管理は《旧・成都軍区=現・西部戦区》が担い瀋陽軍区時代も含め北部戦区ではない。旧・瀋陽軍区→現・北部戦区は核武装して、北京に対し権限強化を謀りたいが、北京が警戒し許さぬ。ならば、核実験の原料や核製造技術を北朝鮮に流し、または北の各種技術者を旧・瀋陽軍区→現・北部戦区内で教育し、「自前」の核戦力を完成するしかない。

 旧・瀋陽軍区→現・北部戦区が北朝鮮と北京を半ば無視してよしみを通じる背景には出自がある。

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