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誕生から10年「婚活」生みの親が男と女に鳴らす新たな警鐘

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誕生から10年「婚活」生みの親が男と女に鳴らす新たな警鐘

「婚活」という言葉が登場してから10年。誤解されていた側面もある(写真はイメージ) 「婚活」という言葉が登場してから10年。誤解されていた側面もある(写真はイメージ)

 10年国勢調査によると、未婚率は次の通り。

 ・男性25~29歳=71・8%(05年比0・4ポイント増)

 ・男性30~34歳=47・3%(同0・2ポイント増)

 ・女性25~29歳=60・3%(同1・3ポイント増)

 ・女性30~34歳=34・5%(同2・5ポイント増)

 「そもそも『婚活』が誤解されたまま広まってしまった」

 山田教授は、この10年を振り返ってそう言うのだ。

 「『婚活』時代」が訴えたかったのは次の2点だった

 (1)待っていたって結婚はできない

 (2)夫に経済的に依存する結婚を目指すのは無理。女性も共働きを目指すのが良い

 ところが、実際には「婚活=『いい男の奪い合い』と誤解された。数少ない、収入の安定した男性を捕まえるために、早く活動しなくちゃいけないというふうに理解されてしまった」と山田教授はみている。

 つまり、経済的に男性に依存する、という従来型の結婚観を変えることができなかった。なぜか。山田教授の分析はこうだ。

 「そもそも日本人はリスクを避けたい、みじめな暮らしはしたくない、という意識が強い。また、仲間外れにされたり、周りから文句を言われることに対する恐怖心が強い。そんな中、出産で仕事を休んだり辞めたりすることがある女性が、収入面を男性に頼ってしまう。これは、個人として見ると合理的でもある」

 さらに、婚活ブームは予想外の事態を招いた。「恋愛の衰退」だ。

 男も女も経済的安定を最優先にしたら、恋愛が遠ざかってしまい、ますます結婚がしにくくなったのだ。

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