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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈653〉】タイムリーな「ニューズウィーク日本版」科学技術大国中国の野心

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【花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈653〉】
タイムリーな「ニューズウィーク日本版」科学技術大国中国の野心

米国で生まれたクローン猿。中国もつくり出した(AP) 米国で生まれたクローン猿。中国もつくり出した(AP)

 「クローン猿」をつくり出した中国、「将来、人民解放軍をクローン人間で」なんてことが絶対ないと言い切れないところが中国の怖さだ。

 『ニューズウィーク日本版』(1・30)の特集「科学技術大国中国の野心」は「クローン猿」こそ扱っていないものの実にタイムリー。

 〈昨年9月末には、ハッキングや盗聴ができない量子暗号による通信実験にも成功した〉〈この量子暗号の技術に最大の投資をしてきたのは、アマゾンでもグーグルでもなく軍隊や諜報機関(とりわけ中国人民解放軍と米国防総省)〉〈この技術を手に入れた国は、暗号通信において「短期的には大いに優位」に立てるからだ〉

 問題は研究開発費。2015年の研究開発費はアメリカが4627億ドルに対し中国は3768億ドル。ただし--。

 〈中国の研究開発費はわずか10年で約4倍に増えたが、アメリカの伸びは1・3倍にすぎない。増加分の多くは中国政府が負担〉

 「情報を握る者が世界を制する」というトメの言葉が重い。

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