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世界最後の秘境「北センチネル島」の謎 インド洋で外界の接触を完全拒否

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世界最後の秘境「北センチネル島」の謎 インド洋で外界の接触を完全拒否

 インド洋に浮かぶ北センチネル島。ここに暮らすセンチネル族は、もはや世界にどれほど残っているか分からない“文明未接触”の民族だ。外部との交流を拒否しており、交渉しようとすれば弓矢で応戦し、近づく漁民も殺害してしまうという。地元政府は外部の接近を禁止じており、実体は謎のベールに包まれている。ミステリアスな「世界最後の秘境」の実態に迫った。(ニューデリー 森浩)

外界から隔絶「旧石器時代の面影残す」

 北センチネル島は、ベンガル湾にあるインド連邦直轄領アンダマン・ニコバル諸島に属している。諸島の南西部に位置しており、ほとんどが密林で、あたりをサンゴ礁に囲まれた約60平方キロの島だ。

 「ここに住むセンチネル族は文明からの接触を拒絶している。多くのことが現代においてもいまだ分かっていない」と話すのは、アンダマン・ニコバル諸島政府関係者だ。

 関係者によると、センチネル族は狩猟や釣りで食料を確保しており、おもに野生のブタなどを狩っているという。当然電気もないため、火をおこして自給自足の生活を過ごしているとみられる。沿岸の浅い海域を移動するためにカヌーを使うが、オールは使っておらず、長い棒で海底を押して操作する。男女ともに衣服を着用していない。「生活としては石器時代の面影を残しているといえるだろう」と地元政府関係者は話す。

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