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【野口裕之の軍事情勢】中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

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【野口裕之の軍事情勢】
中国軍、朝鮮戦争再開に備え臨戦態勢に 海軍陸戦隊版「仁川上陸作戦」とは!?

2017年7月30日、中国人民解放軍建軍90周年を記念した閲兵式で待機する兵士ら=中国内モンゴル自治区(新華社=共同) 2017年7月30日、中国人民解放軍建軍90周年を記念した閲兵式で待機する兵士ら=中国内モンゴル自治区(新華社=共同)

米軍に焦がれる中国軍

 中国人民解放軍の動きが、不気味で慌ただしい。

 米国防総省は当然、監視を強めている。特筆すべきは近年、海軍陸戦隊の演習も徹底的に監視しだした点だ。例えば昨年12月、陸戦隊は黄海を隔て朝鮮半島をにらむ人民解放軍海軍の一大拠点・山東半島に点在する青島など軍港群をフル活用し、人員・装備を急速展開する演習を行った。

 海軍陸戦隊は広東省湛江に司令部を置く南海艦隊の隷下で、南シナ海に造成した違法海上軍事基地の防衛や外国と領有権を争う島嶼・礁の占領などを担任する。現有総兵力は2個陸戦旅団の1~2万。しかし、筆者は近い将来、北海艦隊司令部所在の山東省青島にも、朝鮮戦争再開を念頭に増強・新編した部隊が駐屯すると考える。陸戦隊全体では総員10万に、最終的には25万に達するだろう。陸軍の大幅削減とは対照的だ。

 人民解放軍の「文化」がそうさせるのだ。

 人民解放軍が強烈に意識するのは米軍。陸海空軍&海兵隊など軍種を超えた統合運用といった米軍の軍制を学習し、部隊・部局の統廃合を強力に推進する。習近平・国家主席が軍内の反習近平派の追い落としに軍組織の統廃合を利用していることは確かだが、習氏が権力掌握に乗り出すはるか以前より、人民解放軍は米軍をお手本にする。警戒の一方で、「米軍は世界最強だ」と焦がれてもいて、米海兵隊の運用・戦史に関する研究には余念がない。

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