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【日曜経済講座】中国台頭めぐる国際的リスク 対中「有志連合」日本主導に期待 中部大特任教授 細川昌彦

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【日曜経済講座】
中国台頭めぐる国際的リスク 対中「有志連合」日本主導に期待 中部大特任教授 細川昌彦

 米国の復帰は当面期待できないが、早期発効後は参加国を増やす仲間作りも重要だろう。将来的には、EUのTPPへの参加も大きなインパクトを与えよう。

 WTOやOECD、APECは長らく国際的な枠組みを形成してきたが、いずれも中国が台頭する状況には合わない器(うつわ)になってしまった。全面改装すべき歴史の転換点を迎えている。グローバル・フォーラムや有志連合の仕掛けは、それまでの「過渡期の知恵」だろう。

 日本はそれを主導する重要な役割を担う。有志連合の核は日米欧の連携だが、日本は対立する米欧の「橋渡し役」でもある。TPP11の交渉でも、利害対立する参加国間の「誠実な仲介役」として各国から高く評価された。これは今後、日本が有志連合を主導する上で貴重な財産になる。

 国際秩序の過渡期を知恵でしのげなければ、米中双方が一方的に制裁を振りかざす「パワーゲームの世界」に陥る。まさに世界の10大リスクが現実のものとなる。

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