産経ニュース

【クローズアップ科学】2018年3つの挑戦 「はやぶさ2」小惑星へ到着、iPSで脊髄損傷治療、海中ロボット国際競技

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【クローズアップ科学】
2018年3つの挑戦 「はやぶさ2」小惑星へ到着、iPSで脊髄損傷治療、海中ロボット国際競技

小惑星「リュウグウ」に接近する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供) 小惑星「リュウグウ」に接近する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供)

 今年の科学界では新たな世界を切り開く多くの挑戦が始まる。小惑星探査機「はやぶさ2」、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った脊髄損傷の臨床研究、海底地形探査の国際競技のチームをそれぞれ率いる3人のリーダーに意気込みを聞いた。

小惑星探査機はやぶさ2

 航行は山場へ

 はやぶさ2は2010年に小惑星の物質を初めて地球に持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継機で、約3年前に地球を出発。機体を加速するイオンエンジンの運転を今月10日に再開し、目的地の小惑星「リュウグウ」の軌道に向かう航行の山場を迎えた。

 「未知の世界の扉を開ける」JAXAプロジェクトマネージャ・津田雄一氏

 --はやぶさ2が6月にも小惑星に到着する

 「ついに来たぞというワクワク感を抱いている。地球との距離は3億キロを超えており、通信する電波の往復に40分ほどかかる。この時間遅れの中で探査機を小惑星に接近させ、精密に観測させなければならない。小惑星の運用がいよいよ、そういう領域に入った」

 --これまでの順調な航行の原動力は

 「短期間で開発したが、技術陣がすごく頑張り、心配なく打ち上げられた。初代の経験も生きており、当時運用しながら心配したことや、ここは直したかったと思ったところに今回、手を尽くせている。例えばイオンエンジンは初代では初の技術で、数カ月かけて慎重に始動した。今回は経験を生かし1カ月で本格稼働できた。とんでもなく順調にできちゃったな、という感じ。ただ経験があるとはいえ、運用が簡単ということは全くない。ゼロと1の差は確かに大きいが、たかだか1だ。未知の小惑星という相手次第の面もある」

続きを読む

このニュースの写真

  • 2018年3つの挑戦 「はやぶさ2」小惑星へ到着、iPSで脊髄損傷治療、海中ロボット国際競技
  • 2018年3つの挑戦 「はやぶさ2」小惑星へ到着、iPSで脊髄損傷治療、海中ロボット国際競技
  • 2018年3つの挑戦 「はやぶさ2」小惑星へ到着、iPSで脊髄損傷治療、海中ロボット国際競技
  • 2018年3つの挑戦 「はやぶさ2」小惑星へ到着、iPSで脊髄損傷治療、海中ロボット国際競技
  • 2018年3つの挑戦 「はやぶさ2」小惑星へ到着、iPSで脊髄損傷治療、海中ロボット国際競技

「ニュース」のランキング