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【経済インサイド】EV本当に出遅れているのか 100年に一度の変革期でトヨタ“豹変”?

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【経済インサイド】
EV本当に出遅れているのか 100年に一度の変革期でトヨタ“豹変”?

ハイブリッド車で培った技術が電気自動車にも応用できると強調するトヨタ自動車の安部静生常務理事(左)=2017年11月27日、東京都江東区 ハイブリッド車で培った技術が電気自動車にも応用できると強調するトヨタ自動車の安部静生常務理事(左)=2017年11月27日、東京都江東区

 電気自動車(EV)の分野で「出遅れている」と指摘されてきたトヨタ自動車が、まるでそうした“世評”を払拭しようとするかのように、矢継ぎ早にEV戦略を打ち出している。もともと、EVを主に「近距離用」と位置づけ、比較的消極的とみられてきたトヨタが、EVを含む電動化にいきなりアクセルを踏み込んだのだ。その“豹変(ひょうへん)”の理由は…。

(※1月5日の記事を再掲載しています)

 同社は2017年11~12月、「電動化」に関連する説明会や記者会見を3度も東京都内で開いた。電動化とは、各国の環境規制を背景にエンジン車からEV、燃料電池車(FCV)、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)といった電動車にシフトしていく動きのことだ。

 まずは同年11月27日に説明会を開き、「プリウス」で同社が市場を切り開いたHVの技術が、他の電動車に応用できるとアピールした。駆動系技術を担当する「パワートレーンカンパニー」の安部静生常務理事が登壇し、「モーターやインバーター(モーターの回転速度を制御する装置)などのコア(核)技術があれば、さまざまなタイプの電動車をつくることができる」と胸を張った。

 12月13日には、豊田章男社長がパナソニックの津賀一宏社長と共同で緊急記者会見を開き、EVなどの車載用電池で協業すると発表した。豊田氏は電動化について、「自動車業界は100年に一度の変革期を迎えた。もはや、これまでの延長線上に未来はない」と、危機感に背中を押されて協業強化を決めたと強調。30年に世界で販売する車の5割以上を電動車とする方針を示した。

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