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【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】太陽光発電の急拡大に直面する九州電力の安定供給策は?

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【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】
太陽光発電の急拡大に直面する九州電力の安定供給策は?

九州電力の中央給電指令所 九州電力の中央給電指令所

 「需給状況が厳しくなった場合は、あらかじめ定められた優先給電ルールにより、九州エリア内すべての火力発電所の出力抑制、揚水発電所での昼間の揚水運転、九州と中国地方を結ぶ関門連系線(50万ボルト)を活用した他電力への送電など、運用上の対応を行います。これらの対策を行っても、供給力が電力需要を上回る場合には、最悪の場合、停電の可能性もあるため、やむを得ず、太陽光・風力の出力制御を実施することになります」(遠山氏)

 出力制御を極力回避する措置として、系統運用者は(1)貯水池式・調整池式水力の昼間帯の発電回避(2)揚水運転による再エネ余剰電力の吸収(3)火力発電の抑制、(4)長周期広域周波数調整(連系線を活用した広域的な系統運用)-などを行うルールになっています。

 「連系線については電力広域的運営推進機関が利用ルールを定めることになっていますが、再エネ電気の受け入れ余地のある他地域へ送電できるよう、運用容量の最大限の活用をはかりたい考えです。しかし、太陽光の接続可能量は、関門連系線を最大限考慮した場合でも803万キロワット(うち741万キロワットは接続済み)で、残りは60万キロワットほどです。早ければ29年度中にも需給が厳しくなり、出力制御を行う可能性があります」

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