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【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】太陽光発電の急拡大に直面する九州電力の安定供給策は?

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【松本真由美の環境・エネルギーダイアリー】
太陽光発電の急拡大に直面する九州電力の安定供給策は?

九州電力の中央給電指令所 九州電力の中央給電指令所

 九電地域共生本部エネルギー広報グループ長の遠山茂樹氏はこう振り返ります。

 「太陽光の出力が最大となった午後1時には、すべての揚水発電所で水をくみ上げる揚水運転を行い、火力発電所は出力を下げて対応しました。太陽光のさらなる出力増への対応可能量はわずか90万キロワットという厳しい需給状況でしたが、周波数の大きな変動といった問題を起こすことなく乗り切りました」

中央給電指令所

 九電の中央給電指令所に案内していただきました。指令所は、九州全体の需給運用や系統運用などさまざまな業務を行う電力会社の中枢機関です。運用技術者の方から太陽光発電の制御について説明を受けました。

 指令所には、系統に接続されている太陽光の1割にあたる74万キロワット分(特別高圧)の発電量が伝送されてきますが、残り9割の発電量は伝送されてこないため、太陽光全体の発電量が把握できない状況です。指令所では15分単位で発電機の運転計画をつくり、質が高く経済的な電力の安定供給に努めていますが、太陽光発電の受入量増加に伴って運用がかなり難しくなっているといいます。

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