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【平昌五輪】新潟・冬のアスリート 賞状は優勝以外その場で折っていた小野塚彩那(29)

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【平昌五輪】
新潟・冬のアスリート 賞状は優勝以外その場で折っていた小野塚彩那(29)

フリースタイルスキー・世界選手権の女子ハーフパイプで、日本勢初の金メダルを獲得し、表彰台で日の丸を掲げる小野塚彩那(中央)=2017年3月18日、スペイン・シエラネバダ(共同) フリースタイルスキー・世界選手権の女子ハーフパイプで、日本勢初の金メダルを獲得し、表彰台で日の丸を掲げる小野塚彩那(中央)=2017年3月18日、スペイン・シエラネバダ(共同)

 小学3年から大会に出始めた小野塚選手に祖父の勝利さんは「1番以外は全部一緒」と教え続けた。以来、大会で賞状をもらっても、優勝以外はその場で折ってしまうようになった。

 転向して五輪に

 スキーハーフパイプが五輪の正式競技として決まった平成23年、ゆかりさんが自宅でテレビを見ていると、小野塚選手が「オリンピック行こうと思うんだけど」と切り出した。「ハーフパイプに転向して自分が出る。何とかなる。五輪に行ける気がする」と、曇りのない表情でアルペンからの転向を宣言したという。

 教えを請うコーチもおらず、海外遠征の資金もない。道のりは険しかったが、「五輪に出る」という強い信念は決して揺らぐことはなかった。資金を集めるため地元の企業に足を運んで支援を依頼したほか、稲刈りなどさまざまなアルバイトにも励み、生活費を切り詰めて資金をためながら、練習を重ねた。

 「右や左に曲がることがなく、ウインカーのない車みたい」。まな娘の性格を、ゆかりさんは独特の表現で説明する。徐々に支援の輪も広がり、迎えた4年前のソチ五輪に宣言通り日本代表として出場し、銅メダルを手にした。

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