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甲府市は髪を染める人が日本一多いらしい ワケを調べてみた

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甲府市は髪を染める人が日本一多いらしい ワケを調べてみた

 美容室に来ていた韮崎市、会社員、田中康子さん(46)も「甲府盆地の市町村は昔から『無尽』が盛んなように人間関係が濃密。だから、女性が人目を気にしてヘアケアに気を遣うのでは」と推測する。無尽とは、さまざまな結びつきで親しくなった仲間と、定期的に集まる飲み会だ。

 では、若い人はどうか。輿水さんは「美容院の顧客の特徴にもよるが、若い子でカラーリングする人は東京より明るめの色で染めている傾向がある」とみている。

 明るく染めると髪の毛の根元が伸びると黒が目立つので、何回も染める必要があり、必然的に消費量が多くなるという。こうした傾向は家庭用のカラーリング剤の消費にも当てはまるかもしれない。

 さらに、市内で出会った金髪に染めている20代男性は、「東京に近いわりには流行にタイムラグがあり、東京では少なくなった明るいカラーリングをする人がまだいる。自分もそうですが…」とはにかんだ。

 消費行動に詳しい山梨学院大経営情報学部の野村千佳子教授(経営学)は「服は東京に買いに行くが、美容院の数が多く価格が安いので、ヘアケアは市内で行うケースが多いと聞いた」と話す。その上で「甲府市特有の盆地の地形も関係しているのでないか」と興味深い問題提起も。

 野村教授は「四方が山に囲まれ冬は寒さが厳しいため、明るめに染めて気分を明るくしたいのでないか」と推測する。

 日々寒さが増す甲府盆地。明るいカラーリングがさらに増えていくか。街行く女性が一層気にかかる。(甲府支局 昌林龍一)

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