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【映画深層】「多メディアの時代だから、映画館に人を連れ戻したい」手塚眞監督30年ぶり「星くず兄弟」の理由

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【映画深層】
「多メディアの時代だから、映画館に人を連れ戻したい」手塚眞監督30年ぶり「星くず兄弟」の理由

映画「星くず兄弟の新たな伝説」を撮った手塚眞監督(藤井克郎撮影) 映画「星くず兄弟の新たな伝説」を撮った手塚眞監督(藤井克郎撮影)

 「前作もそういう側面があったので、それを継いでやったという感じです」と打ち明ける手塚監督によると、カメオ出演は子供のころの映画体験に寄るところが大きい。テレビの洋画劇場の類いが好きで、よく両親とともに見たが、「八十日間世界一周」(1956年)や「007カジノロワイヤル」(67年)といった大勢が特別出演している映画だと、両親が「あ、あそこにこんな人が出ている」「あんな人もいた」と楽しそうに話していたことが強く記憶に残っている。

 「それが原体験としてあって、どうしても自分の映画には隠れスターがいるという癖がある。それは学生時代からで、『MOMENT』という8ミリ映画には、鈴木清順監督(1923~2017年)、作家の横溝正史さん(1902~81年)、元キャンディーズの伊藤蘭さん(62)とかに出てもらっている。なかなか抜けない癖なんですが、見つける人にとっては楽しみでもあると思うんです」

 ほかにも、豊富な映画体験に基づくお楽しみの部分がたくさん隠されている。例えば、西部の場面では、主人公の2人はあろうことか女性に変身し、谷村奈南(なな)(30)と田野アサミ(30)がカンとシンゴを演じているが、これなどはマリリン・モンロー(1926~62年)が主役を演じた「お熱いのがお好き」(59年、ビリー・ワイルダー監督)のパロディーだという。さらに発想の原点には、ジャン=リュック・ゴダール(87)の作品も入っていると明かす。

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