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【経済インサイド】「風雲!たけし城」〝進出〟も日本の大企業が金満国家「サウジアラビア」に及び腰なワケ

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【経済インサイド】
「風雲!たけし城」〝進出〟も日本の大企業が金満国家「サウジアラビア」に及び腰なワケ

サウジアラビアの首都リヤドで開催された国際会議の開会式に出席したムハンマド皇太子(中央)とソフトバンクグループの孫正義社長(右)=2017年10月(AP) サウジアラビアの首都リヤドで開催された国際会議の開会式に出席したムハンマド皇太子(中央)とソフトバンクグループの孫正義社長(右)=2017年10月(AP)

 実際、TBSは17年11月、かつて人気を博したバラエティー番組「風雲!たけし城」をサウジスポーツ庁と現地制作することで合意。同番組は世界150以上の国・地域で放送実績があり、「タケシズ・キャッスル」の名で人気という。サウジで「たけし城」を建設する計画もある。

 東映アニメーションも、アニメ・映画の共同制作で現地企業と合意。現地の民話を題材にしたアニメ制作に乗り出す。

 一方、及び腰なのがトヨタ自動車だ。過去10年以上のサウジ側のラブコールに慎重姿勢を貫き、サルマン国王来日に合わせ、ようやく事業化調査に乗り出した。市場としての魅力は大きいものの、企業に課せられるサウジ独特の義務や規制が、投資のハードルになっているようだ。

 同国では、サウジ人の雇用を義務づける「サウダイゼーション」が導入されており、業種などに応じ一定比率のサウジ人を雇用できない場合は罰金が科される。

 インドなどからの出稼ぎ外国人労働者に比べ、サウジ人労働者の賃金は約2倍と高く、残業や夜間シフト、転勤などを嫌がる傾向も強いため、サウダイゼーションに真剣に取り組む企業ほど価格競争力を失いつつある。

 さらに、外国人労働者への「人頭税」も各社の収益を圧迫しつつある。同伴家族への課税も始まり、家族を帰国させる企業もある。

 また、女性職員の雇用には、女性専用の執務室や礼拝所、キッチンなどを整備しなければならず、積極的な雇用の阻害要因となっている。

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