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【年始め ワンコ銅像めぐり】設置から70年、今も愛される渋谷のハチ公像が移動する!?

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【年始め ワンコ銅像めぐり】
設置から70年、今も愛される渋谷のハチ公像が移動する!?

渋谷のシンボルとして知られるJR渋谷駅前の2代目「忠犬ハチ公像」=東京都渋谷区 渋谷のシンボルとして知られるJR渋谷駅前の2代目「忠犬ハチ公像」=東京都渋谷区

 JR渋谷駅前の待ち合わせ場所といえば「忠犬ハチ公」の銅像。平成30年で設置からちょうど70年になる。飼い主だった東京帝国大学教授の上野英三郎博士(1871~1925)の死後約10年間、渋谷駅前で主人の帰りを待ち続けた実話は語り継がれているが、実際はどんな犬だったのか-。(植木裕香子)

優しく、おとなしい犬

 ハチは大正12年11月、現在の秋田県大館市で生まれた。翌13年1月、長時間、荷物列車に揺られ、渋谷区の上野教授宅へ。上野教授が出張で渋谷駅に向かうとき、いつも主人を送り迎えしたという。

 渋谷区郷土博物館・文学館の松井圭太学芸員(50)が行った関係者への聞き取り調査によると、ハチの性格は「困っている人や病気の人のそばに、頭を下げながら黙って寄り添う優しい犬で、ほえた声を誰も聞いたことがないほどおとなしかった」という。

 そのせいか、上野教授が大正14年に亡くなった後、主人の帰りを待ちわびて渋谷駅にやってきたハチを、通行人らがいじめることもあった。見かねた関係者が昭和7年、ハチの事情を新聞に投稿すると、世間の対応は一変した。「小学生らがハチの頭をなでるための順番待ちの列を作り、話に感動した人から手紙とともに『何か食べ物を買ってやってほしい』とお金も送られた」(松井学芸員)という。

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