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【日本スプリントの挑戦】400メートルリレー 走らざる者の苦衷 藤光謙司、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の世界陸上

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【日本スプリントの挑戦】
400メートルリレー 走らざる者の苦衷 藤光謙司、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の世界陸上

2017年08月12日、陸上の世界選手権男子400メートルリレー決勝で銅メダルを獲得したのは(左から)藤光、多田、桐生、飯塚だった(川口良介撮影) 2017年08月12日、陸上の世界選手権男子400メートルリレー決勝で銅メダルを獲得したのは(左から)藤光、多田、桐生、飯塚だった(川口良介撮影)

 スタジアム2階の関係者席でレースを見届けたサニブラウンが駆け下りてきた。日の丸をはおってウイニングランを始めたチームメートを祝福しようと柵をまたいでトラックに入ろうとして、係員に止められた。

 それに気付いた4人がスタンド最前列に近づき、予選を走ったケンブリッジ、会場に先乗りして気象情報をチームに伝えるなどサポートしたサニブラウン、6人で肩を組んで記念写真に収まった。

■ケンブリッジが帰国の空港で見た景色

 日本の四継チームは16年リオ五輪銀、17年世界選手権銅と連続して世界の表彰台に立った。

 「決勝の常連」から「メダルの常連」へ-。

 特に今回は、選手が入れ替わっても結果を出せた意義が大きい。チームとして自信は深まり、メンバー争いはさらに激しさを増すだろう。

 そんな世界選手権から約2カ月経った10月中旬、ケンブリッジは、あのリレーを静かに振り返った。

 「残念だとか、悔しい思いはありましたけど、別に何も言わなかったですよ。もう告げられたときには(交代が)決まっていたんで」

 今季、ケンブリッジの“爆発”を予感させるレースがあった。6月の日本選手権100メートル予選。向かい風0.9メートルの条件にも関わらず、10秒08の自己記録をマーク。本人も「これは優勝できる」と確信した伸びやかな走りだった。

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