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【びっくりサイエンス】5本腕のクモヒトデ型ロボット登場 想定外にも対処、東北大など開発

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【びっくりサイエンス】
5本腕のクモヒトデ型ロボット登場 想定外にも対処、東北大など開発

東北大などが開発した「クモヒトデ型ロボット」(同大提供) 東北大などが開発した「クモヒトデ型ロボット」(同大提供)

ハンマーで壊しても前進

 チームは、腕を除去したり短くしたりしたクモヒトデの行動観察で、残った腕の動きについて、こんな仮説を立てた。

 クモヒトデが前進する際はまず、放射状に伸びた5本の腕で地面を押し、それぞれが地面から押し返される力を検出。進行方向に向けて踏ん張れると感じた腕にはさらに力を込めて地面を押し、前方へ進む。一方、踏ん張っても進みたい方向に行けないと感じた腕は、そのまま力を込めず何もしない。どう動くかは、個々の腕が判断している。

 この実にシンプルな制御機構をプログラムに置き換え、開発したクモヒトデ型ロボットに搭載。5本の腕を使って前進している最中に、1本の腕をハンマーで破壊したところ、即座に残り4本を協調させて前進を続けた。さらに続けて腕を破壊していっても、前進は可能だった。

 ロボットの腕が協調するパターンなどは、実際のクモヒトデの動きとおおむね一致したという。

 この研究成果は、災害現場などの過酷な環境下でも人間による修理をあてにせず、自律的に活動できるロボットの開発につながる。しかも、脳のような中央集権的で高度な制御機能を使っていないことから、極めてシンプルな形で、素早く故障に対応できる点が大きなメリットだ。

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