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【江藤詩文の世界鉄道旅】ハイラムビンガム号(3)「車内で絶対に盗難はありません」バー&ラウンジカーを満喫 アンデスの山あいを走る豪華列車

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【江藤詩文の世界鉄道旅】
ハイラムビンガム号(3)「車内で絶対に盗難はありません」バー&ラウンジカーを満喫 アンデスの山あいを走る豪華列車

専属のバーテンダーがいるバー&ラウンジカー 専属のバーテンダーがいるバー&ラウンジカー

 定刻より1分遅い午前8時35分。あこがれの「ハイラムビンガム号」はアンデス民謡に送られてポロイ駅をゆるゆると出発した。全5両編成で前からディーゼル電気機関車、キッチンカー、2両のレストランカー(食堂車)、展望デッキ付きバー&ラウンジカー。食堂車の食卓がそのまま指定席になっていて、通路を挟んで左側が4人用、右側が2人用。私に割り当てられたのは、2両目の食堂車の後ろから2番目のふたりがけテーブルで、つまりバー&ラウンジカーに非常に近い。ちなみにこの日ひとりだったのは私だけで、私の前の座席のみ空席。その他はすべて満席だった。

「このハイラムビンガム号では絶対に盗難はありません。ランチまで安心して酔っぱらってください」とマネージャーが各車両で宣言し、それに促されるように乗客は次々とバー&ラウンジカーに移動する。そこでは3人編成のバンドが、すでに出発前から軽妙な音楽を奏でていて、ペルー産スパークリングワインがじゃんじゃん開き、バーテンダーは次々とピスコサワー(ブドウを使ったアルコール度数の高い蒸留酒と泡立てた卵白を混ぜるペルーで定番のカクテル)をつくっている。朝食も取らず出発前にスパークリングワインを飲み干しているし、アルコールの飲みすぎは高山病によくないと、最初はなめるようにピスコサワーをちびちび味わっていたが、周りのゲストの飲みっぷりを見ていたら、自分の小心さがアホらしくなってきた。同乗しているのは、ペルーの国内旅行者のほかアメリカ、フランス、イギリス、イタリア、ブラジル、エクアドル、コロンビアなどグローバルなゲストたち。さまざまな言語が飛び交っている。

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