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【iRONNA発】森友学園問題 「印象報道」垂れ流しの責任はないのか 田中秀臣氏

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森友学園問題 「印象報道」垂れ流しの責任はないのか 田中秀臣氏

森友学園問題をめぐり、マスコミや野党などの追及が続く安倍晋三首相 森友学園問題をめぐり、マスコミや野党などの追及が続く安倍晋三首相

 例えば、12月1日の社説「森友問題審議 無責任すぎる政府答弁」では、「責任は財務官僚にあり、自分は報告を信じただけ。そう言いたいのだろうか。だとすれば、行政府トップとして無責任な発言というほかない」と書いている。これは以下のように書き換えることができるだろう。

 「責任は籠池氏にあり、自社(=朝日新聞)は発言を信じただけ。そう言いたいのだろうか。だとすれば、言論の府としての新聞として無責任な発言というほかない」

 このようなことを書くと毎度出てくるのが、安倍擁護をしているという批判である。経済政策や安全保障を含めて重大な問題がある中で、あくまで責任が全く明示されていない問題に過度にこだわることの愚かさを指摘しているのである。無責任なマスコミの報道姿勢を追及することは、政権の政策ベースでの批判と矛盾することはない。報道によってミスリードされている世論の「魔女裁判」的状況の解消を願っているだけなのである。

 要するに、メディアが「罪」をつくり出す風土にこそ現代日本の病理がある。

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 ■田中秀臣(たなか・ひでとみ) 上武大ビジネス情報学部教授、経済学者。昭和36年生まれ。早大大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は日本経済思想史、経済論。主な著書に『経済論戦の読み方』(講談社現代新書)『デフレ不況 日本銀行の大罪』(朝日新聞出版)など多数。近著に『ご当地アイドルの経済学』(イースト新書)。

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