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【政界徒然草】日本の美術工芸品を守れ! 「今の税制は文化を削ぎ落とす」と渡部昇一氏も訴えていたではないか

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【政界徒然草】
日本の美術工芸品を守れ! 「今の税制は文化を削ぎ落とす」と渡部昇一氏も訴えていたではないか

 この春に亡くなった評論家の渡部昇一氏がかつて著書『相続税をゼロにせよ!』(講談社)で、相続税や遺留分のために、屋敷を取り壊したり、美しい庭を更地にしたりする例を紹介し、「日本の今の税制は生きている文化を全部削ぎ落とす方向に向かわせてしまっている」と訴えていたのを思い出した。

 国指定重要文化財に対する相続税の優遇措置では、「建造物」が財産評価額が7割減額される。だが、美術工芸品には対してはこれまで優遇措置自体がなかった。

 優遇措置があれば、所有者による売却とその結果としての散逸、所在不明となるケースを避けられるかもしれない。文化庁が美術工芸品に対する納税猶予を求めてきた背景には、こうした事情がある。

 文化庁によると、さまざまな事情で重要文化財の所有者が国や自治体に買い上げを依頼する事例は珍しくないという。だが、国宝や重要文化財の美術工芸品の買い上げ予算は平成14年度には約25億円あったものが、今年度は約9億円にまで減った。このため、個人所有者が買い上げを希望しても、予算の都合で国が断ることもある。

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