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【ソウルから 倭人の眼】「かまってちゃん」全開のエビ外交、「報復」で忙しい内政…あまりに“韓国らしかった”1カ月

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【ソウルから 倭人の眼】
「かまってちゃん」全開のエビ外交、「報復」で忙しい内政…あまりに“韓国らしかった”1カ月

トランプ米大統領夫妻歓迎晩餐会のメニュー。マツタケ釜飯、韓国産牛肉のカルビ、「独島エビ」の和え物が並ぶ(韓国大統領府のホームページより) トランプ米大統領夫妻歓迎晩餐会のメニュー。マツタケ釜飯、韓国産牛肉のカルビ、「独島エビ」の和え物が並ぶ(韓国大統領府のホームページより)

 しかし、中国側は、THAAD追加配備の不可▽米国のミサイル防衛システムへの不参加▽日米韓の軍事同盟には発展しないの3点に韓国側が合意し、約束したと解釈している。文大統領の訪中招請に大喜びの韓国政府に対し、韓国では「中国が戻ってきてそんなにうれしいのか」(朝鮮日報)といった冷ややかな見方も少なくない。

 THAAD配備問題をめぐり、中国から経済制裁というえげつない仕打ちをさんざん受けたというのに、この喜びよう。中国との関係が元に戻ろうとしているだけであり、韓国が得たものはない。韓国はまたしても、中国にやられてしまったわけだ。悲しいかな、その自覚も薄いようだ。

 康京和(カン・ギョンファ)外相は北京で22日、中国の王毅外相と会談し、文在寅大統領の12月中旬の訪中を調整することで合意。今回の訪中で「意味ある成果を上げた」と評価した。

毎日誰かが捕まって

 文在寅大統領の外遊中、韓国では首脳外交に続き、最近すっかり見慣れた出来事が続いた。李明博(イ・ミョンバク)、朴槿恵(パク・クネ)の元前保守政権下での不正追及だ。

 検察は11日、李明博政権(2008~13年)で起きた軍部隊による世論工作事件に関与したとして、当時の国防相で前国家安保室長の金寛鎮(キム・グァンジン)氏を軍刑法違反(政治への関与)などの疑いで逮捕(その後、釈放)した。

 引き続き検察は、朴槿恵政権当時に情報機関、国家情報院が大統領府に裏金を上納していた事件で、朴政権当時の国情院長3人を取り調べ、このうち南在俊(ナム・ジェジュン)、李丙●(=王へんに其)(イ・ビョンギ)の両容疑者を国庫損失や贈賄の疑いで逮捕した。

 旧政権の不正追及の最終的ターゲットは李明博氏と目されている。李明博政権では、文在寅大統領の弁護士時代の仲間であった盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領が不正資金疑惑により検察の事情聴取を受け、その直後に自殺した。

 李氏自身、文在寅政権の旧政権の不正追及について「改革か政治報復なのか」と不快感を示している。前政権の高官らのあら探しに忙しい韓国では、連日のように、旧政権の高官に対する取り調べや逮捕、起訴などがニュースとなっている。保守系紙は「毎日、家宅捜索や逮捕が続いている。韓国は捜査共和国なのか」と文在寅政権の“あだ討ち”への執念を皮肉っている。

まともな対応も

 一方、文在寅大統領が帰国したちょうど15日、韓国を揺るがす出来事があった。南東部の慶尚北道浦項(ポハン)付近で起きた地震だ。

 マグニチュード(M)5・4で、韓国観測史上では昨年9月に続き2番目の規模。ソウル市内でも揺れは感じられた。地震に慣れている日本人としては、驚くほどではなかったが、慣れていない韓国では、余震が続いたこともあり、社会に衝撃が走った。

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