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【ソウルから 倭人の眼】「かまってちゃん」全開のエビ外交、「報復」で忙しい内政…あまりに“韓国らしかった”1カ月

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【ソウルから 倭人の眼】
「かまってちゃん」全開のエビ外交、「報復」で忙しい内政…あまりに“韓国らしかった”1カ月

トランプ米大統領夫妻歓迎晩餐会のメニュー。マツタケ釜飯、韓国産牛肉のカルビ、「独島エビ」の和え物が並ぶ(韓国大統領府のホームページより) トランプ米大統領夫妻歓迎晩餐会のメニュー。マツタケ釜飯、韓国産牛肉のカルビ、「独島エビ」の和え物が並ぶ(韓国大統領府のホームページより)

 「独島エビ」と元慰安婦の招待について、「韓国国内では韓国外務省に相談せず大統領府がやった」などとの水掛け論もあったが、覆水盆に返らず。やっちゃったことはやっちゃったのだ。しかし、米国に対するバツの悪さは無論、日本に対する配慮や遠慮などみじんも感じられない。

拉致問題と慰安婦問題を並列

 米韓首脳会談から2週間になろうとする20日、文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一・外交・安保特別補佐官はソウル外信記者クラブでの懇談会で「独島エビ」について「決して意図したものではない。非常に誤解している」と釈明。日本が過剰に反応していると反論した。文氏は「独島エビはメニューに出ていない」とも述べた。

 だが、日本政府関係者によると、韓国側は日本の抗議には反応しなかったものの、日本の抗議を把握した米国の指摘を受け、メニューから「独島」名を外したという。

 元慰安婦の招待について文正仁氏は「政治的メッセージが含まれている可能性はある」とし、「日本が拉致問題を世界中で提起できるように、慰安婦女性を招待して問題を強調したかった可能性もある」と語った。

 元慰安婦の招待について抗議した日本に対し、韓国世論は「日本だってトランプ氏に拉致被害者家族を会わせたじゃないか」といった主張が主流だ。未解決の日本人拉致問題と、政府間で「最終的かつ不可逆的な解決」を確認済みの慰安婦問題を同列に並べているのだ。

 しかも、日本政府は米国政府との事前協議と合意の末に、拉致被害者家族との面会を実現させた。これに対し韓国は、自分の都合でやりたいことを速攻でやり、自己満足に浸っている。韓国の首脳会談を利用した手法や発想は、明らかに日本とは全く異なっている。

 しかし、韓国ではそんなことは関係ない。まさに「やった者勝ち」だ。サプライズ接待の連発に、トランプ氏が喜び満足し、首脳会談が成功したと思い込んでいる。独り相撲をとり身内で盛り上がった韓国。心配していたトランプ氏のコリア・パッシングがなかったことに、国民も妙に納得し、満足感に包まれているようだった。

またやられた!中国に

 トランプ氏を招いての米韓首脳会談を“無難”に終えた韓国。次は、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備問題で冷え込んだ中国との関係修復だ。

 文在寅大統領は中国の習近平主席とベトナム・ダナンで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の場を利用し、会談。中韓関係の関係改善を図っていくことで一致した。中韓は10月末に、関係改善で合意したことを発表済みで、首脳会談ではこれを確認したかたちだ。

 韓国政府は、習氏から「文大統領の12月訪中の招請があった」ことをなどを挙げ、「本格的な関係正常化の基盤ができた」と自賛した。

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