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【中国探訪】習近平政権は世界遺産も「愛国」「祖国統一」に使う! 中台最前線のコロンス島に異変あり?

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【中国探訪】
習近平政権は世界遺産も「愛国」「祖国統一」に使う! 中台最前線のコロンス島に異変あり?

手前がコロンス島、対岸がアモイの街並み(藤本欣也撮影) 手前がコロンス島、対岸がアモイの街並み(藤本欣也撮影)

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 中国と台湾が砲撃戦を繰り広げたのも今は昔。中台最前線はすっかり様変わりしていた。

 しかし-。

 習主席はアモイ副市長のほか、福州市共産党委員会書記や福建省長も務めるなど、台湾対岸の福建省と関わりが深い。

 台湾の事情にも通じ、中台統一へのこだわりは過去のどの指導者よりも強いとの見方が少なくない。

 そして、鄭成功紀念館や大嶝島の基地跡などで展開されているような愛国主義教育や国防教育は、習政権下、全国で進められているのだ。

 習主席は10月の共産党大会における政治報告や決議を通じて、こう主張している。

 「中国人民と中華民族はアヘン戦争以後の惨めな苦境から完全に抜け出した。共産党の指導は堅固で活力に満ち、われわれの前途は明るい」

 「外国の政治制度モデルを機械的に模倣すべきではない。わが国の社会主義民主政治を長期にわたって堅持しなければならない」

 「愛国主義、集団主義、社会主義関連の教育を強める」

 「台湾問題の解決と祖国の完全統一は中華民族全ての共通の願いだ。『平和的統一、一国二制度』の方針を堅持して祖国の平和的統一のプロセスを進めていくべきだ」

 かつて、中国と西洋文化が融合したコロンス島の社会文化価値に注目した習主席。30年あまり後、そのコロンス島が世界遺産に登録され、習氏の先見の明が中国国内で称賛されている。

 そんな今、習主席の口から西洋文化、つまり、西側の価値観に否定的な言葉が出てくるのは皮肉なことだ。

 習政権下、中国と台湾の緊張が再燃する可能性を指摘する声は多い。(中国総局長)

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