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【正論12月号】米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫

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【正論12月号】
米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫

首脳会談を前に握手するトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=11月6日午後1時32分、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影) 首脳会談を前に握手するトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=11月6日午後1時32分、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)

 国際社会はこれまで北朝鮮に対して対話による解決を模索し続けてきたのです。1994年にはそれまで進めてきた核開発プログラムを北朝鮮が凍結し、段階的にアメリカとの関係正常化を図るという米朝枠組み合意が交わされました。また、2005年にはアメリカ、中国、ロシア、日本と北朝鮮、韓国の六か国の対話によって解決を目指すとする六カ国合意も行われました。しかし、北朝鮮はこうした対話の裏で一貫して核開発を続けてきたわけです。  

 9月20日、国連総会での演説に臨んだ安倍首相は「対話とは北朝鮮にとって、われわれを欺き、時間を稼ぐため、むしろ最良の手段だった」と批判しています。北朝鮮との対話は、完全かつ検証可能で不可逆的な核・弾道ミサイル計画の放棄が条件になるとして「そのために必要なのは対話ではない。圧力だ」と明確に述べています。国際社会との連帯を強めながら事態に正しく対処していくことが大切で、その意味で日米の指導者同士がしっかり心と心でつながり、率直な議論を頻繁にできるようになったことが極めて重要なのです。 

 夕食を取りながら懇談をしたある米軍幹部OBはこんなことを言っていました。

 「北朝鮮が東京にミサイル攻撃を行ったり、中国軍が九州に上陸したら米軍は間違いなく反撃をするだろう。しかし北朝鮮のミサイルが領海に落下した場合や住民がいない山林に落ちたときどうするのか。このようなぎりぎりの問題でどう対応するのか、日米両国は徹底した議論をしておくべきなのだ」  

 アメリカを始めとした関係各国とあらゆることを想定してその対処について議論を詰めていく、そうした安全保障を念頭においた外交こそが日本の平和と安全を守る力なのです。(取材構成 正論編集部・安藤慶太)

 岸信夫(きし・のぶお)氏 昭和34年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒業後、住友商事に就職。平成16年の参院選で山口県選挙区から出馬し初当選。24年の衆院選で山口2区から出馬し当選。外務副大臣を歴任。実父は安倍晋太郎氏、晋三首相は実兄。

※この記事は、月刊「正論12月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

         ■正論12月号主なメニュー■

【MEGA特集 核戦争“勃発”に備えろ】

★なぜ国難を論じない  ジャーナリスト 櫻井よしこ

★なぜ日本国民は核をタブー視してきたか  文芸評論家 富岡幸一郎

★悪魔は二度と地下に潜らず その歴史と日本のオプション  産経新聞特別記者 湯浅博

★平和愛好国家でも核武装論は珍しくない  防衛大学校教授 神谷万丈

★兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る  元外務副大臣 岸信夫 

★北朝鮮との関係をリセット 習独裁政権の狙い…  ノンフィクション作家 河添恵子

★作家 麻生幾 書き下ろしシミュレーション「忍び寄る恐怖 半島有事が静かに始まる…」

★武装難民を「射殺するか」 麻生発言のリアリティー  日本大学教授 吉富望

★朝鮮半島の邦人保護は大丈夫か   元駐韓国大使 武藤正敏

★どうなる半島有事 破局へのカウントダウン 月刊「正論」半島危機研究プロジェクト 麗澤大学客員教授 西岡力 /軍事ジャーナリスト 惠谷治 / 福井県立大学教授 島田洋一 /産経新聞編集委員 久保田るり子

★日本が米軍の足を引っ張っている  軍事社会学者 北村淳

★国民保護トホホな現実 福岡県行橋市のケース・スタディ  行橋市議会議員 小坪慎也

★正論in正論 北朝鮮有事を考えるための珠玉の7論文  渡部昇一/小池百合子/西尾幹二/日下公人/中山恭子/古川勝久/吉川元偉

       ×   ×   ×

【負け犬 和式リベラルのウソ】

★それでも憲法改正を妨げるのは何か  杏林大学名誉教授 田久保忠衛

★虚しき戯れ…繰り返される政界再編とガラパゴス左翼   大和大学専任講師 岩田温

★日米「リベラル」の迷走  元財務官僚 山口真由

★ネットバスターズ 総選挙・特別編  ITジャーナリスト 宮脇睦

★現代の保守に求められるもの  評論家 江崎道朗 × 文藝評論家 小川榮太郎

       ×   ×   ×

【大論争 「希望」という名の下に】

★愛と信仰なき希望は失望に終わる  評論家 潮匡人

★弁護士 橋下徹 インタビュー  “大博奕打ち”小池百合子の失敗

★東京都議 音喜多駿 独白  小池百合子“独裁”のブラックボックス

       ×   ×   ×

★正論コロシアム 不倫、不倫と騒ぐなかれ?  動物学者 竹内久美子 VS 日本大学教授 先崎彰容

★シリーズ日本虚人列伝「半藤一利」  高知大学名誉教授 福地惇

★シリーズ対談 日本が好き!   高須クリニック院長 高須克弥 /ジャーナリスト 井上和彦  英霊に対する私の熱き思い

※この記事は、月刊「正論12月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

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