産経ニュース

【正論12月号】米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【正論12月号】
米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫

首脳会談を前に握手するトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=11月6日午後1時32分、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影) 首脳会談を前に握手するトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=11月6日午後1時32分、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)

※この記事は、月刊「正論12月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

 米軍、特に極東の平和に責任を持つ太平洋軍の間で、特に極東の平和に責任を持つ太平洋軍の間で、「安倍外交」の存在感がこれほど増していたのかというのが九月にハワイにある太平洋軍を訪問して感じたことでした。

(※11月25日にアップした記事を再掲載しています)

 これまで私は外務副大臣として「安倍外交」の一翼を担ってきました。安倍晋三政権はまもなく五年を迎えます。国際社会のなかで「安倍外交」の存在感が増していると実感する機会が何度もありましたが、そうした実績がわれわれが思っている以上に同盟国アメリカでも高く評価されていることを知ったのです。  

 日米同盟の強化を図ることは日本の安全のみならず地域や国際社会の平和に大きく寄与します。東京とワシントンとの間では政府レベル、政治レベルでの信頼構築が進められています。自衛隊と米軍との間でもそうした取り組みがあります。それに何よりも日米関係では国民同士の交流が長い歴史を経て積み上げられ、互いの信頼醸成が相当深まっていると思います。 

 しかし、極東の安全保障の最前線に立つ米太平洋軍が現場で何を考え、何を感じているか、ということは今まで案外目が向けられなかった気がします。そこで今回、現地に直接出向いてそうした交流、意見交換を図る機会を丸々一週間設けて組織トップからOBの方々まで実に沢山の方とお会いしてきたのです。 

安倍氏の強いメッセージ

 米軍関係者の高い評価を受け話題にされていたのが、安倍首相が2012年、国際NPO団体「PROJECT SYNDICATE」に発表した英文の論文「アジアの民主的セキュリティ・ダイヤモンド構想」についてでした。  

 「セキュリティ・ダイヤモンド構想」というのは日米同盟を元手にこれを面的に広げて東南アジアやオーストラリア、さらにはインドに至るまでの連携網を構築しようという構想です。シーレーンの安定的な確保や東シナ海や南シナ海の平和維持、そのために中国を封じ込める包囲網を築くことを狙った構想です。 

 日本ではあまり採り上げられていませんが、実際に論文を見ると非常に強いメッセージが伝わってきます。外交における表現というのは通常、回りくどい表現をあえて使うことがあるのですが、安倍首相の論文はそうではありません。中国の軍拡などを踏まえて例えば南シナ海の現状を「北京の湖」といった表現で警鐘を鳴らしています。こうした端的な表現は英語だからこうなった面がありますが、中国の脅威を現実に感じる国々にとってみれば、非常に強く共感できるメッセージとなります。

続きを読む

このニュースの写真

  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫
  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫
  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫
  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫
  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫
  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫
  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫
  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫
  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫
  • 米大統領から頼りにされる指導者 兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る 岸信夫

「ニュース」のランキング