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【原発最前線】原発「運転ブランク」に規制委の委員長らが「恐怖」感じるワケ

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【原発最前線】
原発「運転ブランク」に規制委の委員長らが「恐怖」感じるワケ

 原子力規制委員会の安全審査に合格のめどが立たない原発の「運転ブランク」を懸念する声が、規制委などから高まっている。原子炉自体の運転停止が長引いていることに加え、運転状態を知らない職員も電力会社には増え、技術や体験の継承に支障が生じているからだ。現状に対し規制委の更田(ふけた)豊志委員長は記者会見で「一定の恐怖感を持っている」と表明した。(社会部編集委員 鵜野光博)

26基申請も再稼働は5基のみ

 「運転停止期間の長期化は、明確に安全上の問題として懸念を持っている。おそらく一番大きいのは、人の問題だ」

 11月13日に日本記者クラブで行われた会見で更田氏はこの問題に言及し、「実際に動いている現場を肌で知っている者の数が少なくなることには、一定の恐怖感を持っており、これをどう補うかは大変難しい」と指摘した。

 規制委に安全審査を申請した原発は26基で、そのうち再稼働したのは九州電力川内原発1、2号機と関西電力高浜原発3、4号機、四国電力伊方原発3号機の5基に過ぎない。このうち、伊方原発3号機は定期検査のため、10月から運転を停止している。

 ほかに九電玄海原発3、4号機、関電大飯原発3、4号機が合格し、地元同意など再稼働に向けた手続きが進行中。東京電力柏崎刈羽原発6、7号機も事実上の合格とされたが、地元同意に課題があり、再稼働の時期は見通せない。このほか、安全審査未申請の原発が、電気事業連合会によると18基残っている。

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