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【びっくりサイエンス】絶滅生物は生きていた 植物、昆虫、魚…喜んでばかりいられない

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【びっくりサイエンス】
絶滅生物は生きていた 植物、昆虫、魚…喜んでばかりいられない

79年ぶりに開花した「シマクモキリソウ」(国立科学博物館提供) 79年ぶりに開花した「シマクモキリソウ」(国立科学博物館提供)

 このうち1株が11月16日に開花。長さ約9センチの葉2枚の間から伸びた高さ約12センチの茎の先に、直径約1センチの花が7輪咲いた。花びらは緑色で、丸い形や細長い筋状の形をしている。

 DNA解析を行ったところ、本州などの比較的涼しい地域に分布するスズムシソウと近縁だが、遺伝的には明らかに異なっていることが分かった。亜熱帯の小笠原諸島で独自の進化をしたとみられる。

 首都大学東京の加藤英寿助教は「本州から1000キロ以上離れて隔離された小笠原諸島にどうやって移動し、どのように進化したかを解明したい」と話している。

難破船が引き金に

 一方、沖縄科学技術大学院大、豪メルボルン動物園などの研究チームは今年10月、豪州で絶滅したと思われていた昆虫「ロードハウナナフシ」が生き残っていたことを、DNA解析で突き止めたと発表した。

 ロードハウナナフシは、豪州東方沖のロードハウ島の固有種で、体長約15センチ。羽がなく黒っぽい色をしている。1918年に付近で難破した船から同島にクマネズミが侵入し、捕食されて絶滅したとみられていた。

 だが、60年代にロードハウ島から約20キロ離れた小島でよく似たナナフシの死骸が見つかった。また、2001年には同じ小島の海抜65メートルの段丘で、生きた個体が発見された。翌年に数匹がメルボルン動物園に運ばれ、飼育研究が行われている。

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